院長のコロナ陽性記(第3病日)

2022.09.04

 台風11号も何とか通過して午前で暴風警報は解除になるのでしょうか?大きな被害がないことを祈っております。病院は漏電のため一部クーラーが使えず現在修理作業中との報告がありました。

 朝起きて健康状態をMyHER-SYSに送信しました。昨日2回目の健康状態登録を促す保健所からのショートメールは来ませんでした。ということは1日1回、健康状態登録を促すショートメールが来るのかなと思っていました。
9月4日9時10分 050-3310-5765の知らない番号から突然電話あり。電話に出るのを躊躇しましたが電話に出るとMy-HERSYSですと。スマホで入力送信した内容を電話で聞いて来ました。電話での健康状態の確認でした。同じこと2回やるの?明日からスマホ、電話どちらで実施するのでしょう?今日まで健康状態の送信がない人に電話がかかって来たなら理解しますが、毎日送信していましたから訳がわかりません。まだ保健所からのショートメールはきていません。

現在、発熱なし、内服にて咽頭痛軽快、軽い咳は咽頭の腫れが原因の咳と思われます。内服にて咳も改善傾向です。咽頭痛がひどくなるとものが飲み込めなくなるので手持ちに残っていたロキソプロフェンという消炎鎮痛薬を昨夜から内服開始しました。現時点で発熱はしていませんがこの内服で発熱が抑えられている可能性があります。ここでこの内服薬について少しお話しします。

解熱鎮痛剤は大きく分けて2種類
① 非ステロイド系抗炎症薬(NSAID以外)
② 非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)  になります。

➀非ステロイド系抗炎症薬(NSAID以外)
 アセトアミノフェンが代表的です。商品名はカロナールです。PCRの時に皆さんにお渡ししている薬で安全性の高い解熱鎮痛薬です。細かい問診なしで処方していますので安全性の高いものを処方しています。また妊婦や小児にも使用可能で何より安価です。作用はマイルドで抗炎症作用は持っていません。インフルエンザの時は後述のNSAIDは小児や妊婦に処方出来なかったり、インフルエンザ脳症が起こる危険性があるのでこのアセトアミノフェンが処方されます。コロナではNSAID以外、NSAIDのどちらを処方しても良いことになっています。職員のコロナワクチン接種の際は一人4錠ずつ無料配布しました。

➁非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)
Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugsの略でNSAID(エヌセイド)と呼ばれ抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用を持っています。前述のカロナールと異なり痛み止めとして処方されていることが多いと思います。ただ解熱作用も持っていますから発熱予防に作用することもあると思います。今回咽頭痛に対して抗炎症作用を期待して私はロキソプロフェンを内服しましたが発熱を抑える作用も出るかもしれないと書いたのはこの理由からです。少し難しくなりますがNSAIDはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素を抑制して痛みの原因であるプロスタグランジンという物質の生成を抑制しています。これがアセトアミノフェンとの大きな違いになります。NSAIDは妊娠後期、小児、インフレンザの際には処方出来ませんので使い分けが必要になります。ただアセトアミノフェンと比較して効果が強く、薬がよく効いたなーと実感出来ると思います。NSAIDにはたくさんの薬があります。アスピリン(アスピリン)、メフェナム酸(ポンタール)、ジクロフェナク(ボルタレン)、インドメタシン(インダシン)、ロキソプロフェン(ロキソニン)などになります。

私はアセトアミノフェンとロキソプロフェンがあれば大体の目的は果たせるかなと思って常備薬にしています。発熱の時、痛み止めの時と使い分けると分かりやすいかもしれません。参考にしてください。